須田幸英税理士事務所 事務所通信 平成26年7月号掲載
2014 ワールドカップ

   サッカーのワールドカップブラジル大会は7月14日まで続きますが、日本チームの試合は、1次リーグ1分け2敗という結果で先日終了しました。

  私は、サッカーについて特別詳しい訳ではないので、日本の位置がどの辺にあるのか調べてみました。その結果、日本はFIFAランキング46位で今回の出場国の中で最下位から4番目でした。
 ちなみに同グループで決勝トーナメント進出を決めたコロンビアは8位、ギリシャ12位、日本と同じように予選落ちしたコートジボワールは23位でした。日本中が熱狂していましたが、冷めた目で見ればランキング通りの順当な結果でした。

 事前の雰囲気は、前回岡田監督率いる日本が決勝リーグ進出を果たし、当時より進歩しているのだから自分たちのサッカーをすれば決勝進出はできるというものだったのではないでしょうか?
 しかし、ランキングが示すとおりそんな甘いものではありませんでした。
 こう言ってしまうと身も蓋もないですが、何か試合を見てももうひとつ熱いものがなかったような気がします。選手はそれなりに一生懸命やっていたのでしょうが、勝ちに対する執念があまり感じられませんでした。ランキングが下位であることを自覚してもっとがむしゃらなプレーがあっても良かったのではないかと思います。
 「がむしゃら」を漢字を入れて書くと「我武者ら」と書くそうです。(大辞林より)
 そして、その意味は「一つの目的に向かって、勢い込んで向こう見ずにすること」とあります。今回においても、どっちみちランキングが下位なのだから大暴れして番狂わせを演じてやるといった開き直りがあっても良かったと思います。

 そこで、前回の決勝トーナメントまで率いた岡田監督の言葉を以前紹介したことがありましたが、再度掲載してみます。
(16強止まりに終わったことに対して)私の執着心、執念が足りなかった。
 また、次のようにも語っています。
 レンガを上に積み続けると、必ずレンガが崩れる時がくる。その時には、レンガを横に積む必要がある。
 今回で、ザッケロー二監督は日本代表監督を辞任するようですが、次期監督にはレンガを横に積むことを期待したいものです。
    
                所長 須田幸英
 事務所通信7月号掲載
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